「トランプ関税」にあった2つの狙いとは
――第2期トランプ政権発足後、世界を騒がせた「トランプ関税」についてはどう思われましたか。
以前からアメリカは、中国からの輸入には高い関税をかけていましたが、日本を含む同盟国などからの輸入は、基本的にほぼ関税ゼロだったんです。
ところが第2期トランプ政権は、同盟国にも一律で10%や20%の関税をかけた。これには正直驚きました。
――そもそも、どういう狙いがあったのでしょうか。
経済面で、トランプ大統領の頭にあったのは、関税をかけることで、「関税収入が増えること」。それから、「高い関税を避けるために、輸出国が生産拠点をアメリカ国内に移すこと」の2点でしょう。あとは外交上の「武器」として使うことですね。
でも、経済的には、誰かが利益を得れば、どこかで誰かの不利益が生じる。つまり関税をかけたアメリカ政府が利益を得れば、その分の不利益は、どこかで誰かが何らかの形で、負担することになるわけです。



















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