AI活用を成功に導く企業の思考とアプローチ 世界的ベストセラー作家が説く「指数関数的思考」や「デザイン思考」の重要性

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
AI AND INNOVATION(AI・アンド・イノベーション):AIで未来を先取りし、ビジネスを変革する方法
AIを導入する目的は、主に従業員の生産性向上、イノベーションと創造性の促進、長期的な収益化の3つに分類できる(写真:metamorworks/PIXTA)
世界的ベストセラーとなった『デザインシンキング・プレイブック』の著者マイケル・リューリック氏の最新刊『AI AND INNOVATION(AI・アンド・イノベーション):AIで未来を先取りし、ビジネスを変革する方法』が刊行された。同書の翻訳に携わったNTTデータ経営研究所の助川剛亜氏が、AIをパートナーとして活用し成功するための思考とアプローチについて解説する。

近年のビジネス環境が指数関数的に変化しているということに対し、多くのビジネスパーソンは異論を持たないだろう。

変化が指数関数的であることの具体的理由は、AI、量子コンピューティング、バイオ、認知科学などといった各分野の技術的な進化が世界中で同時多発的に起こり、あらゆる分野で相互作用しあうことで、実際のビジネスの現場にインパクトを与えているからである。

変化に対する備えの重要性とマインドセット

AI AND INNOVATION(AI・アンド・イノベーション): AIで未来を先取りし、ビジネスを変革する方法
『AI AND INNOVATION(AI・アンド・イノベーション): AIで未来を先取りし、ビジネスを変革する方法』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

これらの変化に適応し続けるためには、過去の延長線で将来を描く直線的な思考を前提とした従来型の思考は機会捕捉とリスク対応の両面で遅れがちになる。

変化が速く予測困難性(曖昧さ)が増すからこそ、ユーザー視点で問題を深く理解し解決策を創造的に導くデザイン思考のアプローチが適しており、また、変化が速い状況でも全体構造を捉え、各要素の連関と因果を設計し部分最適に陥らないシステム思考のアプローチが重要となってくる。

両者は発散と収束の補完関係であり、指数関数的に変化するAI時代の事業環境において最適なフレームワークと言える。

この2つのマインドセットは、これまでの問題と解決策に対する見方を変え、価値を創造し、提供・獲得する方法を再構築することを可能にするが、これらの適合には、私たちが慣れ親しんできた直線的な思考による仕事への姿勢を根本から見直す努力を要する。

次ページAI活用で何が変わるのか
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事