日本企業がP&G、アマゾンなどから学ぶべき「ビジネスプロセス変革」、SSCからGBSへの進化の手法とは?

日本企業は「標準化/業務効率化」ができていない(写真:kapinon/PIXTA)
ビジネスを成功に導くためには、「ビジネスプロセス」を変革し、進化させ続けなければならない。『ビジネスプロセス変革 競争優位を保つGBS成功への4段階モデル』の著者、トニー・サルダナ氏とフィリッポ・パッセリーニ氏は世界トップレベルのGBS(Global Business Service)とされるP&GにおけるGBSの創設者、推進者である。本書から日本企業が学ぶべき「改革」の手法について、監修者が解説する。
GBS(Global Business Service)とは?
企業における事業環境はますますスピードを増して日々変化しています。
企業は、商品開発、製造、販売、財務、情報技術(IT)、人事など業務におけるさまざまなビジネスプロセスに関して、ダイナミックなプロセス変革を行い、適応し続けなければなりません。
GBSはグループ全体への貢献をさらに高めるべく、SSC(Shared Service Center)/BPO(Business Process Outsourcing)モデルを活用し、グループ全体経営資源の適切配分・基盤構築・効率化の注目される手法です。
業務を集約化することで標準化・デジタル化を加速度的に推進し、コストの効率化を実現しつつガバナンスを強化。統合したプロセスをベースにアジャイルアプローチでシステム・データを統一し、経営情報の見える化を実現するモデルへ変革します。
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