AIは社会の何を変えてしまうのか?→「知力」の拡張が勝負になる時代に知っておくべき、AIで変わる「6つの知力」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
AIで拡張する社会: 「知性」「労働」「経済」の未来予想図
AIが今後社会を変えていく「6つの知力」について解説します(写真:FUTO/PIXTA)
野村総合研究所(NRI)では、2030年代のそう遠くない未来を「AI拡張社会」と称し、AIが深く社会に根付いた時代の可能性について考察しました。
その中で、AIが今後社会を変えていく「6つの知力」があると指摘します。
この6つの知力とは何か、そしてどのように社会を変えていくのか。
このほど書籍『AIで拡張する社会: 「知性」「労働」「経済」の未来予想図』を上梓した野村総合研究所(NRI)の森健氏が、豊富な調査データと的確な分析に基づき、解説します。

歴史上でも大規模な進化の時代

AIで拡張する社会: 「知性」「労働」「経済」の未来予想図
『AIで拡張する社会: 「知性」「労働」「経済」の未来予想図』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)

今起こっているAIの進化というのは、歴史を振り返ると産業革命に起こっていた進化のレベルに相当しているといえるだろう。産業革命をきっかけに鉄道や自動車、飛行機が登場することで社会の「移動力」を飛躍的に伸ばし、経済社会を大きく変えてしまった

これに対してAIという新たな汎用技術は、今度は人間の「脳」(知力)を拡張する存在であるそうなると、これからは「知力」の拡張を競い合う時代に突入するのだと理解したほうがいいだろう

AIが社会の基盤となりつつある今、われわれが問われているのは、いかにAIを社会全体の知力を底上げするツールとして活用できるかどうかだ

そのためのヒントとして、野村総合研究所(NRI)の研究チームは膨大なAI活用事例を分析し、AIが現在進行形で拡張しつつある「6つの知力」を抽出した。

次ページ6つの知力で世の中はどう変わる?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事