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営業担当が突然の「失踪」。矢面に立たされた新卒2年目がとった起死回生の行動

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  • 三浦 慶介 株式会社グロースドライバー代表取締役社長
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AIは、どれだけ進化しても「責任」を取ることができません。AIは謝罪に行けませんし、腹を切ることもできません。プロジェクトが失敗しても、AIは痛みを感じません。

だからこそ、「AIが出したアウトプットに対して、私が全責任を負う」と言い切れる人間の価値が、相対的に高まるのです

「この企画書はAIと作りましたが、内容は私がすべて保証します」
「万が一トラブルが起きても、私が責任を持って対応します」

そう言える人にだけ、仕事と信頼が集まります。逆に言えば、オーナーシップをもたず、AIのアウトプットを右から左へ流すだけの人は、AIの下請け作業員以下の存在になります

そのような人間のアウトプットをチェックするくらいなら、最初からオーナーシップがある人がAIに指示をしたほうが、ずっと効率的です。

逃げなかった経験が「経験知」になる

オーナーシップをもつことの価値は、周囲からの信頼だけではありません。責任をもって向き合った仕事の数だけ、あなた自身の「経験知」になります。

「あのとき、この決断をしたのは失敗だった」「クライアントにこういう説明をしておけば、大変な思いをしなくて済んだ」というような経験知は、AIにはないあなただけの資産です。

AI時代において、スキルや知識はコモディティ化します。しかし、「逃げずに責任を負った数」「そこから得た経験知」だけは、誰にもコピーできません。

もちろん、身体に不調をきたすような無理をすべきではありません。あまりに理不尽で、責任を押し付けられるようなケースもあると思います。

ただ、オーナーシップをもって仕事と向き合うことは、AI時代においても人間の価値であり続けることは確かです。AIで適当なアウトプットを作っていても、そこには何の価値もありません。

AIを使おうが使うまいが、「この仕事は自分の責任である」という姿勢を持つこと。それが普遍的な人間の価値だということは、いつまでも忘れないでほしいのです。

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