営業担当が突然の「失踪」。矢面に立たされた新卒2年目がとった起死回生の行動
このような修羅場続きでも、上述した経験から「自分が責任者として、最後まで見る」というスタンスを貫きました。「なぜこんなバグが起きたんだ」などと責任転嫁することなく、ひたすら陣頭指揮をとって解決することに専念しました。
そのスタンスを貫き通していたからこそ、チームメンバーもついてきてくれたし、自身の知見も深まったのだと考えています。そして、これらの経験から、AI時代に価値を生むための重要なマインドが見えてきました。
それは、「オーナーシップ」というマインドです。
「AIが間違えました」と言う人の末路
なぜ、オーナーシップが重要といえるのでしょうか。それは、AI時代において「AIのせいにする人」が急増し、そして彼らが「仕事の信頼」を失っていく未来が目に見えているからです。
生成AIは便利ですが、完璧ではありません。時には間違うし、嘘もつきます。AIを使って資料を作り、その数値が間違っていたとき、あなたは上司やクライアントに何と言うでしょうか?
「AIが間違えました」
驚くことに、このようなことを平気で言う人が増えているという話をよく耳にします。自分は悪くないと思いたいからでしょう。しかし、これはかつてのダメな上司が「部下がミスをしまして」「外注先の業者がヘマをしまして」と言い訳をしていたのと、構造は全く同じです。
周りはこう思っています。
「最終確認をするのがあなたの仕事でしょう?」
「責任を取らないなら、あなたに仕事を頼む必要はない。AIに直接頼むから」
オーナーシップがなく、AIのミスをAIのせいにする人間は、その瞬間に「プロとしての資格」を失うのです。



















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