20代女性が親から託されたという1軒家の実家の中に足を踏み入れると……(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
「実家をゴミ屋敷にしてしまったんです。助けてください」
パニック状態に陥りながら、そうSOSを出したのは20代前半の若い女性だった。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
動画:「親にバレたくない」誰にも相談できなかったゴミ屋敷
布団の上から一歩も動かずに生活
関西地方のとある住宅街。外観は何の変哲もない普通の一軒家だが、その扉を開けると、玄関から廊下にかけて、床が見えないほどのゴミが堆積していた。
いわゆる「モノ屋敷」のように家具や衣類が天井まで積み上がっているわけではない。散乱しているのは、コンビニ弁当の空き容器、飲みかけのペットボトル、そしてスーパーの惣菜が入っていたであろう油の付着したプラスチック容器だ。
歩みを進めるのも困難なほど、床の上にはゴミが散乱している(写真:「イーブイ片付けチャンネル」より)
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