睡眠の改善、自律神経の安定化、認知機能の向上…科学が証明した鯨肉成分「バレニン」の摂り方――おいしく食べる調理法、購入先も

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別の店で食べた本皮の寿司。エンガワのような味わい(写真:編集部撮影)

“海のスーパーフード”として再び注目を集め始めたクジラ。しかし、「クジラは食べてもいいのか?」という疑問を抱く人も少なくないだろう。

海洋生態系バランスとクジラ

クジラは、海の食物連鎖の上位に位置する生き物で、クジラ全体で見ると1年間で3億~5億トンの魚やイカやタコ、オキアミなどの海産資源を食べている。そのため、クジラの数が増えすぎると、海洋生態系のバランスが崩れ、結果的に私たちの食生活にも影響を及ぼすという意見もある。

捕鯨から卸売りまでを行う共同船舶株式会社代表取締役社長・所英樹さんはこのように語る。

「クジラは改定管理方式という厳格な基準で管理されており、長期的にも資源の健全性が保たれるよう配慮されています。適切な捕獲は海の生態系のバランスを保ち、海の豊かさを守ることにもつながる。――そういった点を、皆さんにも知ってもらえたら」

捕鯨に関しては今もさまざまな考え方がある。

けれども、鯨肉の健康効果の側面、そして海の生態系との関わりに目を向けてみると、また違った一面も見えてくる。クジラをめぐる話題は、私たちが海や食とどのように向き合うかを見つめ直すきっかけになるのかもしれない。

田中 絢子 フリーランス編集者・ライター

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たなか じゅんこ / Junko Tanaka

兵庫県生まれ。立命館大学卒。出版社勤務を経て、フリーランスの編集者およびライターとして活動。現在は子ども向けを中心に、料理、健康、暮らしなどのジャンルで書籍制作や記事執筆にたずさわる。絵本のおはなし創作もときどき。

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