睡眠の改善、自律神経の安定化、認知機能の向上…科学が証明した鯨肉成分「バレニン」の摂り方――おいしく食べる調理法、購入先も
ペプチド研究者の1人で、眠気や目覚めに関わる脳の物質「オレキシン」の発見にも関わった湘南医療大学教授・塩田清二さんは、10年以上前からバレニン研究を続けている。
「バレニンは活性酸素の除去能力が非常に高く、抗疲労効果があることがわかっています。さらには、高齢者の認知症やフレイル(加齢に伴う心身の虚弱)予防にも効果が期待されている成分なのです」と塩田さん。
実際、塩田さんらが日本体育大学レスリング部の学生を対象にして実施した研究では、バレニンを摂取したグループは摂取しなかったグループと比較して、以下の変化が確認されたという。
・睡眠の改善
・自律神経の安定化
運動と組み合わせると効果UP
さらに、運動と組み合わせることで、マイオカインの分泌が高まることも判明。
マイオカインとは、運動によって骨格筋が収縮するときに分泌されるホルモンのような物質で、代謝や免疫、脳機能の維持などに関わる成分だ。
マイオカインが分泌されると、それが全身をめぐって脳や骨、心臓など各器官に働きかけ、代謝や免疫、さらには脳機能にもよい影響を与えるとされる。結果、がんや糖尿病、認知症などの予防につながる可能性があるというのだ。




















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