ついつい「相手の気持ち>自分の気持ち」に…他人の評価を気にしすぎる人が知るべき【2:6:2の法則】
●プレゼンの朝、緊張で胃が痛い。焦った私は、間違えて下剤を飲んでしまった
●知人の結婚式。ホテルオークラとホテルニューオータニを間違えているのに気づかず会場を探していた
●得意先の名前は、上原さん。私は交渉の間、ずっと上田さんと呼んでいた
これらの失敗談は、私の雑談の持ちネタになっています。
ほとんどの人はあなたを嫌いにならない
「あっ、チラッと時計を見た。つまらない話と思われたかも」
「今の返事、そっけなかったな。嫌われたかも」
雑談をしている最中の相手の反応、気になりますよね。
ちょっとした表情やしぐさから妄想して、どんどん不安になっていく。実際、目の前の相手が自分のことをどう考えているかなんてわからないのに、ついついネガティブに考えてしまう。雑談が苦手な人、あるあるです。
そんな不安を感じやすい人に、ぜひ伝えたいことがあります。それは、「嫌われないから、安心しなさい!」ということです。
あなたが、相手に対して感じのよささえ保っていれば、そんな簡単にあなたを嫌いだと思わないはずです。そこまで簡単に、人は人を嫌いにならないものです(嫌いになる相当な理由があるときは別ですが)。
だから、相手の気持ちを勝手に想像して、不安になったり、自信をなくすのはやめましょう。好かれているか、嫌われているかなど、そもそもわからないことにエネルギーを割いても、いいことはありません。わからないことは、「わからない」というままで受け止めておくことです。
私が、初めて本を出版したときのことです。ネット上に書き込まれた本を読んだ人のレビューを読んで、落ち込んだことがありました。
レビューには高評価も多数あったのですが、一部に低評価や批判的なことが書き込まれて、それを読んでしまい、まるで自分のことを全否定されたような気持ちになり、ショックを受けたのです。
そのときに、その本を担当してくれた編集者に言われました。
「ひきたさん、まさか高評価だけつくと思っていませんでした? 高評価だけの本なんてありませんよ。たくさんの人に読んでもらえば、高評価も低評価も、両方つきます。それが健全な評価です」



















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