ついつい「相手の気持ち>自分の気持ち」に…他人の評価を気にしすぎる人が知るべき【2:6:2の法則】
相手の気持ちを考えることは、決して悪いことではありません。ただ、相手のことを考えすぎると、身動きがとれなくなってしまいます。
相手の気持ち<自分の気持ち
となってしまうと、こんな考えが浮かんでくるようになります。
「話しかけられて、上手く答えられなかったら申し訳ない」
「私が話して、場の空気が乱れたらどうしよう」
雑談力がなかなか向上しないのは、メンタルにも原因があります。「私のせいで」「相手に悪い」と考えてしまう、「雑談罪悪感」を捨てることです。イメージでは、
相手の気持ち>自分の気持ち……×
相手の気持ち≧自分の気持ち……〇
というくらいの感覚でいるのがいいのではと思います。といっても、これはかなり感覚的な話です。「イメージはわかったけど、実際はどうしたらいいの?」と思う人もいると思います。次から詳しく見ていきましょう。
「あなたに会えてよかった」気持ちを示す
私があれこれ試して、一番効果のあった方法は、「一期一会」の気持ちを表明することでした。「今、この瞬間にこの人と会って話すのは、一生に一度のことなんだ」と考えることです。
「この人と、また会うことは二度とない」と考えると、先々に嫌われたり、疎まれたりすることを心配する気持ちが軽減します。一生に一度と思えば、この時間が貴重に思え、相手に感謝する気持ちも湧いてきます。
「今、あなたに会えてよかったと思っています」という気持ちを相手に示す。そして、にっこり笑う。相手の話をよく聞いて、うなずく。これだけで、雑談で人に嫌われないコミュニケーションは十分可能なのです。
これは、私に大学で講義をする極意を教えてくれた先生から聞いた話です。やってみると、効果てきめんでした。それ以来、私は、雑談でも講義でも会議でも、「ありがとう」「あなたに会えてよかった」という気持ちを前面に押し出すようにしています。
感謝をし、相手をリスペクトする気持ちがあれば、多少の言いよどみや、頓珍漢な発言をしても、自分を責める気持ちにはなりません。



















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