大谷翔平選手は1日何時間寝ているか? 休養優先でオフをマネジメントする「オフファースト」の考え方

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オフの時間の過ごし方には、さまざまなメニューがあります。

移動、買い物、食事、入浴、トレーニング、ストレッチ、動画視聴、SNS、勉強、読書、睡眠などなどです。

これらの内容や時間、順番、組み合わせなどを変えながら、どうしたら毎日が高い状態を維持できるかを考え、最終的にはルーティン化を目指しましょう。

自分の睡眠時間を把握する

もう1つ、意識してほしいことがあります。

それは、「睡眠をどのくらいとったときに、自分の調子がいいか」ということです。

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睡眠時間には個人差があります。日本人の平均睡眠時間は7~8時間ですが、実際には5、6時間で大丈夫な人もいれば、10時間寝ないといけない人もいます。

それなのに、ほとんどの人は自分に合った睡眠時間がわかっていません。

メジャーリーグで活躍している大谷翔平選手は、1日12時間寝ているといわれています。彼は一流選手としてオフをしっかりマネジメントしています。試合でよいパフォーマンスを出すには、それだけ寝る必要があるとわかっているのです。

毎日オフをマネジメントして、自分に合った睡眠時間をとっているから、すばらしい結果を出しつづけられるのです。

オフをマネジメントするには、自分の睡眠時間の把握は必須です。

必要な睡眠時間をしっかりとったうえで、残りの時間をどう使うかを考えましょう。「なんとなく寝ている」だけでは、ほんとうの休養にはなりません。これは、朝起きたときに疲れが残っていることからも明らかです。

片野 秀樹 博士(医学)、日本リカバリー協会代表理事

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かたの ひでき / Hideki Katano

東海大学健康科学部研究員、東海大学医学部研究員、日本体育大学体育学部研究員、特定国立研究開発法人理化学研究所客員研究員を経て、現在は一般財団法人博慈会老人病研究所客員研究員、一般社団法人日本未病総合研究所未病公認講師(休養学)、一般社団法人日本疲労学会評議員も務める。日本リカバリー協会では、休養に関する社会の不理解解消やリテラシー向上を目指した啓発活動や、休養士の育成活動に取り組んでいる。編著書に『休養学基礎:疲労を防ぐ!健康指導に活かす』(共編著、メディカ出版)、著書に『休養学』『疲労学』(東洋経済新報社)、『マンガでわかる休養学 最高のパフォーマンスを生む休み方』(KADOKAWA)など。

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