AI時代だからこそ「忘年会」に参加した方がいい3つの理由

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飲み会
AI時代だからこそ、飲み会を上手く使わないことがリスクになります(写真:pearlinheart/PIXTA)
年末が近づき、職場や取引先との「忘年会」の予定が入り始める時期になった。
「上司に気を遣うのは疲れる」「仕事とプライベートは分けたい」。AIが普及し、効率化が進む現代において、こうした飲み会を「非効率な旧時代の風習」と切り捨てるのは、一見すると賢明な判断に思える。
だが、その「合理的な判断」こそが、AI時代にあなたのキャリアをじわじわと追い詰める「落とし穴」だとしたら、どうだろうか。
新刊『AI時代に仕事と呼べるもの:「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方』の著者・三浦慶介氏は、AIが普及するほど、こうした「飲み会」でしか得られないアナログな価値が、決定的な差を生むと警鐘を鳴らす。
本記事では、同書から一部抜粋・再構成し、なぜAI時代だからこそ「忘年会」に参加したほうがいいのか、その3つの理由を解説する。

いまだに強く残る、飲み会の重要性

よく言われることですが、飲み会に行きたがらない若手は増えています。2023年のSHIBUYA109 lab.による調査では、Z世代(記事執筆時点で20~28歳)の66%が「上司を含めた職場の飲み会は苦手だ」と答えているとのことです。

AI時代に仕事と呼べるもの: 「あなただけ」の価値を生み出し続ける働き方
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昔のように飲酒を強要されることはかなり減りましたが、それでも飲み会に行きたくないという気持ちもわかります。「気を遣う」「プライベートと仕事を分けたい」と考える人が多いのは、今に始まったことではないでしょう。

しかし事実として、多くのビジネスパーソンが会食を活用して仕事をしています。大きな仕事をするとき、状況を打破するとき、新たな人脈を開拓するときなど、コロナ禍を経ても会食はいまだに重要な手法の一つです。

特に経営層やマネジメント層など、仕事をリードする立場の方であるほど、社内外の飲み会は欠かせないものとなっています

AI時代になると、こういった“古臭い”手法は衰退していくと考える方もいるかもしれません。ですが、実際にはAI時代だからこそ、飲み会を上手く使わないことがリスクになります。

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