AI時代だからこそ「忘年会」に参加した方がいい3つの理由
最初に伝えておきたいのは、ここでいう「飲み会」とはアルコールの価値を指しているわけではありません。もちろん気分が良くなっているからこそ会話が弾むということはあります。しかし、まったくお酒が飲めない人であっても問題ありません。
最近は食事の誘いを受けたとき、誘ってくれた側が一滴もお酒を飲めない人だということが多々あります。飲めないことが失礼なことではない、という認識が広まってきたのは、とても良いことだと感じます。
つまり、ここでいう「飲み会」は、ただの宴会の話ではありません。アルコールの有無にかかわらず「同じ空間で、オフの状況で会話をする」という機会のことを指しています。ただ、仕事のスイッチが入っていることが多いランチ会よりは、仕事後の飲み会のほうが会話が弾みやすい傾向はあると感じます。
「飲み会」が持つ3つの意義
では、そんな「飲み会」の意義とは何でしょうか。単に飲んで騒いで何が楽しいのか……という理解をされているとしたら、それは大きな誤解です。
飲み会には大きく分けると、3つの意義があります。①情報の獲得、②関係性の構築、③意思決定の強化です。難しい言い方をしましたが、要するに「飲み会の場のコミュニケーションを通してしか得られない情報や人間関係があり、それを元に仕事上の意思決定の精度が高まる」ということです。
例えば、以下のようなケースが挙げられます。
・このマネージャーは従順なタイプだと思っていたが、店員さんには横柄な態度を取っていて、部下にも同じような接し方をしていないか要注意だとわかる
・プロジェクトでぶつかっていた相手と、飲み会の場でじっくり話し、味方につけることで一気にプロジェクトが進む
・活躍しているビジネスパーソンとの会食で、思いもよらないアドバイスをもらい、自社の戦略を転換するきっかけにする



















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