「ちょっと車間を詰めただけ」軽いつもりの"圧"が違反に!? 想像以上に危険な"煽り運転の境界線" と重すぎる代償

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さらに、ドライブレコーダーやスマホ映像が普及した今、証拠は確実に残ります。

映像は警察や裁判で決定的な証拠となり、SNSなどで拡散すれば社会的制裁を受けるリスクも。勤務先への苦情や家族への影響など、刑罰以上の打撃になることも珍しくありません。

ただし、ドラレコ映像は被害者を守る強力な味方でもあります。

煽り運転に遭遇した際は、録画を保存し、警察や保険会社など公的機関に提出することが大切です。むやみにSNSへ投稿すると、プライバシー侵害など別のトラブルを招く恐れもあるため注意しましょう。

――煽り運転は一瞬の感情で行っても、刑事・行政・民事・社会、すべての面で重い代償を伴います。「ちょっとした行為」が人生を左右することを、どうか忘れないでください。

では、具体的にどう運転すれば安全か?

運転で最も大切なのは、自分の感情をコントロールすることです。遅刻やイライラがあると「ちょっと圧をかけてやろう」と思いがちですが、その一瞬の感情が重大な事故や法的トラブルにつながります。出発前に時間的な余裕を作り、気持ちが高ぶったら深呼吸して一拍置く――これだけで不用意な行為を防げます。

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