希望部署に配属されなかったらするべきこと 会社の都合を受け入れてはいけない

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結局のところ仕事におけるゴールの設定の仕方というのは、自分次第なわけです。だから、最初のうちから高いゴールを設定したり、結果にコミットするクセをつけたり、「仕事をするうえでの自分にとっての常識」を身に付けることが大切なのです。そして高いゴールの設定をできるようにするためには、自分が楽しめる仕事をすることが近道なわけです。

周辺のアドバイスを聞く必要はない

世の中には何歳になっても、やりたいことが見つからないと嘆く人が多くいるわけですから、学生の頃からやりたいことがあるのはすばらしく幸運です。であるからこそ、その自分が考えるやりたいことに向かって、どんな手を使ってでも近づく努力をしてください。

若い今だからこそ、方針転換も容易です。「新卒2年目だから我慢しろ」などと言う人もいるでしょうが、気にする必要はありません。そんなことよりもいちばん成長できる今という時間をロスすることをおそれましょう。

私自身もH.Y.さんの年齢の頃は、たとえ3時間であったとしても寝るという行為にすら、この時間にほかに成長している人がいるのではないかと不安感を覚えていたものです。これが10年後とかに「やっぱりあの時の夢を……」なんて言っても、手遅れの状態である可能性のほうが高いわけです。

ちなみに私は新卒でベンチャー企業に飛び込むという当時は珍しい道を選択したわけですが、その際にも40~50代の疲れたサラリーマンからは一様に「失敗したら後がないぞ。だからみんなやらないんだ」「夢と気合だけじゃダメなんだよ。世間知らずだな」「これだから若いのは」など、数多くのネガティブなコメントをもらいました。

生き生きとしていない人たちからそういったアドバイスをもらったので、逆に「これはいける!」と思ったのもあるのですが、キャリアや人生においてはどんな選択肢でも「絶対」はないわけです。つまりどんな選択肢でもリスクがないなんてことはないのです。

であれば、自分が喜んで取れるリスクを取りましょう。周りはいろいろ言うかもしれませんが、自分にあったリスクを取り成長をすることこそが、自分の人生を生きる、ということなのではないでしょうか。H.Y.さんがご自身の人生を生きる第一歩を踏み出されることを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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