一般的に「報連相」が頻繁になって業務に支障が出るのは、「どのタイミング」で「何の情報」を上司に伝えるべきか整理されていないことが原因だ。
その点を解消したM型ワークフローでは、業務の「実行」を起点として、実行前に「事前確認」、実行後に「事後報告」を行う。この図の流れをPMとメンバーで徹底していくと、成果を出すために最低限必要なコミュニケーションを取れる。
メンバー自身が実行方法を考える「仮説立て」と、次回以降の改善点を見出す「自己アップデート」までをワークフローと位置づけるため、メンバーの成長を仕組み化できる利点も大きい。
いつかPMになるかもしれない
この記事の読者がPMではなくメンバーの立場だったとしても、筆者は「M型ワークフローに沿った行動」を、あなたが主導して行うよう強く勧めたい。なぜなら、このM型ワークフローにて行動することで、自分が楽になるだけでなくPMも助かるからだ。そうすればプロジェクトもうまくいく確率が上がり、メンバーであるあなた自身にとってもプラスとなる。
マネジメントされる立場のうちに「こんな風に業務を進めて、こんな風に報告や確認を取りましょう」とワークフローをPMに提案することは、いつかPMになるときのための事前トレーニングでもある。
「名ばかりPM」問題は、PMだけではなく、会社やチームメンバーも協力して対処する必要がある。さらに進む人手不足、AI時代に対応する上でも、ぜひチャレンジしてほしい。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら