「親知らずの抜歯はかかりつけ歯科医にこだわるな」医師選びに役立つ3つの質問とは
もし、かかりつけの先生が「うちより、あそこの病院の方が上手だよ」と紹介してくれたら、それはあなたの安全を第一に考えているという、とても誠実な証拠です。そして「うちで抜けますよ」と言った場合には、さらに以下の3つの質問をしてみましょう。
質問2 「抜いた後の1週間は、どのような状態で過ごしますか?」
質問3 「神経にダメージが残った場合には、どんな対応をすれば良いですか?」
スペシャリストの先生であれば、その豊富な経験から必ず具体的な話をしてくれるはずです。
・質問2では先生のアフターフォローの状態を知ることができます。
・質問3は先生のキャリアを知る質問です。難症例を数多く経験している先生は、必ずこうした「合併症」の経験があります。
安心してお任せできる歯医者「3つの条件」
私は親知らずの抜歯など外科治療を中心に行う口腔外科が専門で、これまで親知らずの抜歯をした患者さんは1000人以上に上ります。私が考える親知らずの抜歯を安心して任せられる歯科医の「3つの条件」を提示します。
特に難易度が高い下の親知らずの場合、最も細心の注意を払うべきは神経です。神経にダメージがあると、抜歯後に唇の感覚が鈍くなる可能性が。信頼できる先生は、必ず手術前にこのリスクをCT(立体レントゲン)検査にて、ミリ単位で徹底的に測定します。そして、その画像を見せながら、神経リスクを丁寧に説明してくれます。
先述した「ウインターの分類」などを用いて、親知らずの状態や抜歯の難易度などを整理して解説してくれる先生は、安心して任せられるスペシャリストといえます。


















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