ノーベル賞作家が「500ページ」を書きあげるときに"考えないこと"。「先延ばしグセ」を助長する《3つの有害な思い込み》とは?
解決策は、高すぎるハードルを下げることだ。
そうすれば達成感を得やすくなる。
たとえば、毎日20分間ではなく1分間だけ瞑想しよう。1時間のハードトレーニングではなく5回だけ腕立て伏せをしよう。
できるようになれば、量を増やすのはいつでもできる。いったん抵抗を乗り越えたら、好きなだけ瞑想し、運動すればいい。
高すぎるハードルを下げることの最大のメリットは、やるべきことに取りかかるきっかけが生まれることであり、いったん取りかかればいいことが起こりはじめる点にある。
「ToDoリストに入れておこう」
生産性に関する第一人者デビッド・アレンが推奨することに、2分以内でやり遂げられる課題なら、すぐにやるべきだというものがある。
たとえば、「イエス」か「ノー」で答えられるメールなら、あとで返信するのではなく、確認したらすぐに返信しよう。食事のあとで食器を流し台に放置するのではなく、食事が終わったらすぐに洗おう。
小さなやるべきことをたくさん抱えて、頭のなかをToDoリストでいっぱいにするのではなく、2分以内でやり遂げられることはすぐに処理する。
この方針は、精神的負担を軽減し、小さな達成感を与えてくれるだけでなく、すぐに取りかかってやり遂げる習慣を身につけるのに役立つ。知らず知らずのうちに、小さなことに取りかかることが自然にできるようになる。そして、遅かれ早かれ、この習慣は、より大きなことにもすぐに取りかかる習慣につながる。
このシンプルな2分間のルールに従えば、先延ばしを防いで、より多くのことができるよう脳を再構築できる。じつに簡単だが、とても効果的だ。
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