やみくもな食事制限は「下腹ぽっこり」の原因にも…ダイエットの大敵"体脂肪"を正しく燃焼させる方法
しかし、体脂肪を落とすフェーズに入る前にしっかり筋肉をつけていると、そんなに体重が落ちていないか、むしろ増えたとしても筋肉のおかげで引き締まって引き上がったボディラインになるので、結果スリムに見えます。
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筋肉と脂肪は同じ重さでも、体積が違う
体重が重くても、筋肉量が多くて体脂肪が少ないと引き締まって細く見えるのは、筋肉と脂肪では密度が違うからです。重さ1kgの筋肉と脂肪とでは、脂肪のほうが約20%大きいといわれています。
つまり同じ重さの筋肉と脂肪なら、脂肪がついているほうが1.2倍のシルエットになるということ。だから同じ体重でも、体脂肪が多い人のほうが太って見えるのです。
ちなみに、運動をやめると、筋肉が脂肪に変わるとよくいわれますが、これは間違い。実際は筋肉がついていた場所に脂肪が置き換わるため、脂肪に変わったように見えるだけです。
体脂肪が少なくて筋肉が多ければ、引き締まって健康的。スタイルもよく見えるとなると、体脂肪をなんとか落としたいと思いますよね。
では体脂肪はどのように減らしていくのか。
体脂肪は、基礎代謝量が上がったり、筋肉量が増えたりするといきなり燃焼するわけではありません。いったん分解されてから燃焼します。
脂肪の分解はエネルギーが不足したときに起こります。このとき血糖や肝臓に蓄えられたグリコーゲン(糖質が分解されたもの)を使います。それでも足りないと、脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪を使います。



















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