"脳リハビリ"の専門家が伝授! 「仕事が遅い」と悩んでいる人が実践すべき【朝30秒】のルーティン

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ToDoリストを使っているなら、「このなかで、次回リストに加えずにすむ項目はどれか」を見極めてみましょう。そうすれば、「この作業は、実はすぐに対応できるものだ」という選別ができます。

「遂行型ToDoリスト」がひらめきを生む

ToDoリストに追加するときは、「遂行するところまで」をイメージしておくことも重要です。

『仕事が速い人があたりまえにやっていること 努力に頼らず「すぐやる人」になる40の仕事のコツ』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

たとえば、「今週の金曜までに部下との1on1の面談を行う」という場合、単にリストに追加するのではなく、「こういうことを話そうかな」「そういえば、こないだのプレゼン、とてもよかったな」など当日に話す内容や流れをイメージしておきます。

こうすることで、脳における重要度が高まり、「部下との1on1」に関連する出来事に反応しやすくなります。

これには、脳の記憶機能の1つであるワーキングメモリの「なにかの作業をスムーズに行うために、必要な情報を一時的に脳にストックしておく」という能力が関係しています。

結果として、「こんなことも話そう」というアイデアや思いがけないひらめきが出てきやすくなるのです。

また、ToDoリストに書かれている課題を見て「よし、これをやろう」と決めたら、目に見えない場所にリストをしまいましょう。「デスクトップ上にずっと置いておく」「パソコンに貼り続けておく」などはNGです。

常に見えるところにToDoリストがあると、脳はいますぐ着手しない課題についても「やらない」という判断をしなければならず、負担になってしまいます。脳に見せる課題は1つずつにするよう心がけましょう。

菅原 洋平 作業療法士

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すがわら ようへい / Sugawara Yohei

作業療法士。ユークロニア株式会社代表。1978年、青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、作業療法士免許取得。民間病院精神科勤務後、国立病院機構にて脳のリハビリテーションに従事。その後、ユークロニア株式会社を設立。現在、ベスリクリニック(東京都千代田区)で外来を担当する傍ら、企業研修を全国で行なう

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