"脳リハビリ"の専門家が伝授! 「仕事が遅い」と悩んでいる人が実践すべき【朝30秒】のルーティン

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就寝前に1日の振り返りをしてイヤな気持ちになってしまう人は、「夜=1日の途中」と考え、「朝」にその日(=前日)の振り返りを行いましょう。起きた瞬間に、30秒で構いません。

それだけで、同じ振り返りでもポジティブなものに変わり、朝から明確な目的意識をもって仕事に取り組めるようになります。つまり、1日を「すぐやるモード」ですごせるのです。

さらに、就寝前の後悔や反省がなくなり、「明日はこれをやらなきゃ」というプレッシャーも緩和されるので、睡眠の質も上がります。まさに一石二鳥の方法です。

すぐやる人ほど「ToDoリスト」が短い理由

仕事や勉強でよく使われる「ToDoリスト」。「これやらなくちゃ」と思った瞬間、やみくもにリストに追加していませんか? 実は、ToDoリストのつくり方ひとつで、優先順位のつけ方が驚くほどラクになります。

すぐやる人は、ToDoリストの項目数を増やさないよう心がけています。たとえば、「メールの受信」と「すぐに返信」をワンセットで行うことで、「○○さんにメールする」という項目をToDoリストに追加せずにすみます。

同じように資料作成も、「事前調査」と「作成」を1つの項目にすれば、ToDoリストへの追加項目は最小限になります。また、脳が1つの作業とみなして「まとめて時間内に対応しよう」と考えるようになるため、「調査は終わったけど、作成に着手できていない」という先延ばしを避けられます。

ToDoリストに挙がる課題が多いと、ぱっと見ただけで「まだこんなに残っている」「やってもやってもなくならない……」とネガティブになりがちです。また数が多くなる分、抜け漏れが多くなってしまいます。

一方、ToDoリストを短くするように心がけていると、自然と「すぐできるものは、すぐにやる」ようになります。

そうすると、ToDoリストに追加される項目も、すぐには対処できないものばかりに限られるので、なにから取りかかるべきか明確になります。優先順位をつける時間が大幅に短縮されるのです。

次ページリストに加えずにすむ項目はどれか
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