九州民に愛される《野菜爆盛り》ソウルフードの凄さ…家でも作る"日常食"なのに「通わずにいられない」ローカルチェーンの正体

✎ 1〜 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 21
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ちゃんぽんのお供にギョーザやライス、生ビールを頼むひともいる。

特製ちゃんぽん
特製ちゃんぽん(1080円)(筆者撮影)

「めん抜き」という攻めたメニュー

興味深いのは、注文の自由度の高さだ。

「野菜大盛」「めん大盛」はもちろん、約3年前からは「めん抜き」というメニューも登場している。

「苦手な野菜を抜いてほしい」という要望に応えているうちに、「麺を抜いてほしい」という声が生まれたそうだ。野菜とスープだけのちゃんぽんは、糖質制限中のひとや健康志向の女性に好評だという。

麺抜きの場合は、野菜の量が130%に増える。もともと山のような野菜が、さらに盛られるのだ。

武雄北方本店メニュー
武雄北方本店メニュー。メニューは店舗によって異なるためWEBサイトで確認を(筆者撮影)

シャキシャキの野菜を食べ進めるうちに顎が少し疲れてくるほど。130%増しともなれば、いろんな意味で健康に良さそうだ。

「麺抜きの注文、結構ありますよ。逆に野菜抜きはできません。野菜がないとちゃんぽんじゃないですからね」とスタッフさんは笑う。

それぞれの楽しみ方がある一方で、井手社長はこう語る。

次ページ実はカツ丼も人気
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事