これに対し、今回の「NPB+」に表示されたNPBの主要打者の打球速度は
村上宗隆(ヤクルト)187.5㎞/h
岡本和真(巨人)180.7㎞/h
佐藤輝明(阪神)187.5㎞/h
山川穂高(ソフトバンク)185.4㎞/h
調べた限りでは190㎞/hに達した選手は一人もいなかった。今年、村上と岡本はポスティングシステムでMLBに挑戦するが、MLBでは「打球速度が遅いとお話にならない」と言われる。気になるところではある。
MLBは早くから公式サイトで情報発信
この「NPB+」の手本になったのは、前述したMLBの公式サイトの「Gameday」だ。MLBでは、早くから公式サイトを立ち上げ情報発信してきたが、とりわけ試合情報をオンタイムに伝える「Gameday」では、1球ごとの詳細なデータを紹介してきた。
この「Gameday」がぐっと進化したのは、2014年、弾道測定器「トラックマン」を基幹とするトラッキングシステムを導入してからだ。

それまでは投球の球速やゾーンだけだったデータが、回転数、変化量などのデータが表示されるようになった。さらに打球の速度、角度、飛距離までもがオンタイムで表示された。
MLBはこれをもとに解析システム「スタットキャスト」を構築。MLBの公式戦での投手、打者のポテンシャルが、オンタイムで表示されるようになった。
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