「女子力」は、アジア全域で巨大市場を生む

9カ国の亜女子に聞いた、恋愛・交友最新事情

「女子力磨き」に余念がないのは、日本女性だけではありません(写真:Syda Productions / PIXTA)

ここ数年で「女子力」という言葉がすっかり定着し、それに付随したさまざまなビジネスが巻き起こっている。その様相はもはや“日本女性総女子化”。「女子」のつく商品やサービスが出れば、いつまでも輝いていたいと願う女性たちがいっせいに耳を傾け、恐ろしいことに10~60代までカバーできてしまう場合さえある。

女子力とは、ものの辞書には「キラキラと輝いた女性が持つ力。女性が自らの生き方を演出する力。また、女性が自分のきれいさ、センスの良さを目立たせて存在を示す力」とある。

あらゆる場面で男性優位だった日本社会は、男女雇用均等法施行とともに徐々に変容、一時期は女性の男性化を表す「おやじギャル」も流行した。そして今、やっぱり女性ならではの魅力を見直そうという「ゆり戻し」や、晩婚・晩産化で生じた女同士の「格差埋め」などの事情が作用し、「女子力」の時代がやってきたのではないだろうか。

仕事は男女平等、能力給が多数派

さておき、日本で女子市場が盛り上がる一方、アジアの国々ではどうなのだろう。アジア9カ国(インドネシア、ベトナム、中国、フィリピン、タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、韓国)の亜女子にさまざまな質問をし、アジアの「女子マーケット」の可能性を探ってみた。

まずは前提として、働く上で男尊女卑や給料格差を感じることがあるか、尋ねてみた。マレーシアとシンガポールからは「雇用の点で男女不平等はある」(クアラルンプール・オードリーさん)、「会社の役付きはほとんどが男性」(シンガポール・アンジェリアさん)と、ある程度の格差を感じさせるコメントが届いた。

一方、それ以外の国は「フィリピン女性は強い!どの国よりも女性がリーダーやボスとして活躍していると思う」(マニラ・ネリサさん)、「生活上でも仕事上でも男尊女卑という考えはありません」(上海・李さん)、「ミャンマーは皆平等で、能力給です」(ヤンゴン・タッタさん)、「最近はむしろ女性の方が多く稼ぐ傾向」(ホーチミン・マルさん)という状況。日本より女性活用が進んでいる印象だ。

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