「女子力」は、アジア全域で巨大市場を生む 9カ国の亜女子に聞いた、恋愛・交友最新事情

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中にはかなり“現代的”な出会いが一般化している例も。「ミャンマーには合コンも結婚相談所もありませんが、最近ではフェイスブックで友達申請してメールを重ね、外で2〜3回会って付き合いに至る、という話をよく耳にします」(ヤンゴン・タッタさん)、「SNSやブラインドデートで知り合う人もいます」(バンコク・プレイスさん)、「昔は友達や家族の紹介で知り合うことが多かったのですが、最近は変わっています。私は実際、フェイスブックのチャットから始まった相手と結婚しました」(ホーチミン・マルさん)。

SNSの急速な発展で、アジアの男女の出会いはこんなにも変わっている。ミャンマーにいたっては、日本や中国が踏んできた「出会い方のステップ」をひとつ飛ばして発展している感さえある。

次に、各国女子が考える「女子力」について、ざっくばらんに意見を聞いてみた。以下、一気に紹介していこう。

日本より「女子会熱」が強い国も

「フィリピン女子はモテるための努力なんてしません。でも、みんなが共通して持っている美しい女性のイメージは、黒のロングストレートヘア。だからロングヘアの女子は多いです。女子力が高いなって思う子は、汗やにおいに敏感でベビーパウダーやコロンを持ち歩く女子です」(マニラ・ネリサさん)

「中国女子は最近、女磨きに投資するようになってきたように感じます。海外の化粧品、ブランド服、雑誌、ウェブサイトをチェックして、日本に旅行する場合に、いちばんたくさん買うのも化粧品です」(上海・ジンクンさん)

「化粧好きの友人には、男性にモテるためではなく、自信を持って仕事をするために化粧をしていると言う人もいます。一般的には、シングルの時にすっぴんで外出していても、恋人ができると化粧や服にこだわり出し、急変する人が多いです」(ヤンゴン・タッタさん)。

外見に関すること以外にも、「週末は、母と妹とマナー教室で社交術を習っています」(ジャカルタ・ファビオラさん)。「たいていのベトナム女子は母親から『おいしい食事を作り、男性の胃袋を掴んで幸せにしなさい』と教えられます」(ホーチミン・マルさん)といった、内面からの「女子力磨き」の例も上がった。

最後に、各国の女子会事情について聞いてみた。形態の差こそあれ、亜女子は総じて女子会に積極的な様子が伺える。

「マレーシアでも日本と同じような女子会があります。たぶん、自分らしくいられる仲のよい女友達と過ごすのが好きだからでしょう」(クアラルンプール・オードリーさん)。

「日本以上に女子会熱が強いと思います。私の周りにいる女子会メンバーはだいたい彼氏がいますが、女子で集まるために彼氏と会うのをちょっとお休みしたりするほどです」(シンガポール・アンジェリアさん)。

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