「朝起きられない」「だるい」「やる気が出ない」→その不調は「自律神経」のせいだけではない

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この記事では、あなたの不調の「本当の原因」である自律神経と、密接に関わる姿勢・気象のトリプル相関を解き明かし、誰でもどこでもできる簡単なリセット術を紹介します。

身体を24時間コントロールする自律神経の仕組み

「なんとなく不調」の背景に、自律神経の乱れが関わっていることは多いです。

自律神経とは、あなたの意思とは関係なく、体温、呼吸、血圧、脈拍、消化管の動きなど、全身の機能を24時間365日制御している神経です。

これは、外界の環境変化に対して、体内の環境を一定に保とうとする「ホメオスタシス(恒常性)」を維持するためのシステムです。

自律神経には、「アクセル」と「ブレーキ」の役割を持つ、2つの神経があります。

交感神経:日中、活発に活動しているとき、興奮したとき、ストレスがかかっているときなどに優位に働く「アクセル(+)」です。
副交感神経:日が沈んでから、寝ているとき、リラックスしているときなどに優位に働く「ブレーキ(-)」です。

アクセルとブレーキをうまく操作すると車はスムーズに運転できるように、自律神経も環境の変化に合わせて上手に切り替えを行い、身体をコントロールしています。

しかし、この切り替えがうまくいかなくなると、全身のバランスが崩れ、不眠、動悸、頭痛、めまいなど、身体のあちこちに不調をきたします。

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