
幸福度(主観的に自分は幸福であると感じられる割合)には、共通の法則性があります。
若い時の幸福度は高いが、加齢とともに低下し、40〜50代で最低となり、60代以降高齢者になると復活するというものです。これを「幸福度のUの字曲線」と言います。
不思議なことに、この傾向は日本だけではなく、アメリカでの研究でも同様です。古くは、1970年代にアメリカの経済学者リチャード・イースタリンが提唱しており、時代によって変わるものでもないようです。
幸福度が低下する要因は?
加齢によって中年期に幸福度が低下する要因は、仕事や家族、子育てなど外部ストレス要因としての責任やプレッシャーが増えることに加え、40代過ぎくらいで若い頃のように肉体的に無理もきかなくなり、健康を損なう可能性が高いことにもよります。
一方、高齢期に復活するのも、仕事や人間関係などの外部ストレス要因から解放されるとともに、記憶力の低下などもあり(嫌な記憶も忘れてしまう)、主観としての幸福度があがるとされています。
ただし、幸福度に影響があるのは年齢だけではありません。男女別でも異なりますし、未婚か既婚かという配偶関係状況によっても違いがあります。
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