年収、仕事、それとも人間関係…? 「未婚の中年男性」の幸福度があまりに低すぎる"悲しい理由"

✎ 1〜 ✎ 128 ✎ 129 ✎ 130 ✎ 131
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(写真: プラナ/PIXTA)

幸福度(主観的に自分は幸福であると感じられる割合)には、共通の法則性があります。

若い時の幸福度は高いが、加齢とともに低下し、40〜50代で最低となり、60代以降高齢者になると復活するというものです。これを「幸福度のUの字曲線」と言います。

不思議なことに、この傾向は日本だけではなく、アメリカでの研究でも同様です。古くは、1970年代にアメリカの経済学者リチャード・イースタリンが提唱しており、時代によって変わるものでもないようです。

幸福度が低下する要因は?

加齢によって中年期に幸福度が低下する要因は、仕事や家族、子育てなど外部ストレス要因としての責任やプレッシャーが増えることに加え、40代過ぎくらいで若い頃のように肉体的に無理もきかなくなり、健康を損なう可能性が高いことにもよります。

一方、高齢期に復活するのも、仕事や人間関係などの外部ストレス要因から解放されるとともに、記憶力の低下などもあり(嫌な記憶も忘れてしまう)、主観としての幸福度があがるとされています。

ただし、幸福度に影響があるのは年齢だけではありません。男女別でも異なりますし、未婚か既婚かという配偶関係状況によっても違いがあります。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事