1分で2000個完売!「人気ベーグル屋」営む"夫婦の正体"。自宅でベーグル作りを独学で習得→店を開くも1日4人しか客が来ず…。逆転人生を聞いた

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ベーグル
焼く前に茹でる(筆者撮影)
ベーグル
きれいに並べてオーブンへ(筆者撮影)
ベーグル
ベーグルの焼き上がり(筆者撮影)

スーパーやコンビニで得たヒント

試作を繰り返していた時期から、具材に関しては絹子さんが発案した。

「スーパーやデパートに行くと、おいしそうなものの組み合わせに目がいくんですよね。コンビニでもいろんなお菓子を見ては、こういう組み合わせもあるんだ!と参考にしています。例えば、スーパーでかりんとうが入ったかりんとうまんじゅうを見て、ベーグルで再現してみたり。ベーグルって和の具材とも合うし、好きなように作れるところが魅力なんですよ。だから基本は自分が食べてみたいなと思う組み合わせにしています」(絹子さん)

もちろん、失敗することもある。「マンゴープリンベーグル」を作ろうとして缶詰のマンゴーを使ったところ、マンゴーの水分が生地から漏れて、商品化を見送ったそう。

こうして毎週末、実験するようにさまざまなベーグルを考案しているうちに、「低温長時間発酵」にたどり着いた。通常、ベーグルの発酵に要するのは数時間だが、低温長時間発酵では24時間ほど寝かせる。

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