1分で2000個完売!「人気ベーグル屋」営む"夫婦の正体"。自宅でベーグル作りを独学で習得→店を開くも1日4人しか客が来ず…。逆転人生を聞いた

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ベーグルを焼くのも、お店を経営するのも素人。まったくの独学で始めたベーグル店は当初、「もうやめようか……」と落ち込むほどお客さんが来なかったという。

廃業危機のどん底から1分で2000個売れる人気店になった理由とは? 店主すら不思議に感じているその「謎」に迫る。

ベーグル
アカシアベーグルの店主である深田博司さん(筆者撮影)

開業のきっかけは“食べ歩き”

専門店開業のきっかけは、食べ歩き。絹子さんがベーグル好きで、2018年に開業する前の数年間は、休日に都内近郊のベーグル専門店を巡っていた。「都内近郊の30軒ぐらいは行きましたね」と絹子さん。

一方の深田さんは、もともとベーグルは「そんなに好きじゃなかった」そう。でも、ふたりで専門店を巡るうちに、どういうベーグルが売れるのか、傾向がわかるようになった。

「ベーグルはアメリカとかヨーロッパから日本に来ました。現地のベーグルは真ん中に穴が開いていて硬めなのが特徴ですが、その頃、日本ではもちもちの食感で、具材がたくさん入った『和ベーグル』というのが出てきて、よく売れていました。こういうベーグルをお客さんは求めてるんだと感じましたね」

ベーグル
絹子さんはもともとベーグル好きだった(筆者撮影)
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