特に進化したのはMagic Trackpad 2で、iPhoneやMacBookシリーズなどにも採用されている感圧トラックパッドとなった。
操作できる面積も大きくなり、広い画面での操作をより快適に行うことができるだろう。また感圧に対応するアプリも今後増えていくことから、好みの問題ではあるが、Magic Trackpad 2を選択しておくといいだろう。
ちなみに、iMacを1台買うと、新たにLightningケーブルが1本付属してくる。2000円を超える高いケーブルでもあるため、iPhoneユーザーにとってはうれしい。
広大なRetinaディスプレイは発色も進化
今回のiMacの進化で特筆すべきは、21.5インチモデルにRetinaディスプレーモデルが追加されたことだ。4K解像度をそのまま表示でき、さらに作業領域も確保できる4096x2304ピクセルの解像度を誇る。27インチモデルは2014年にRetina 5Kディスプレイモデルが登場しているが、今回のアップデートでRetinaモデルのみの設定となった。
普段12インチもしくは15インチのノートパソコンで仕事をしていると、iMacの小さいモデルである21.5インチのディスプレーであっても、持てあましてしまうほどの広いスペースが利用できる。しかもデスクにノートパソコンを置いて作業をしてきたのであれば、視線も上がり、まったく異なるコンピュータ体験が待っていることだろう。
これまで手頃なサイズの高解像度モデルが設定されていなかった点で、デスクトップのiMacに二の足を踏んでいたが、21.5インチRetina 4KディスプレーモデルのiMacは、日本の広くないデスクにもフィットし、広いディスプレー、そして高解像度の美しい文字を体験することができるはずだ。
また、21.5インチ、27インチモデルともに、発色がこれまでよりも25%増加した。専門的に言えば表示可能な色空間が、sRGBからP3へと広がった、ということになる。実際に筆者の目でみてみると、赤がより鮮明であることが印象的だった。また、緑の色空間も拡がっており、植物や景色の表現もまた、優れたものになるはずだ。
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