アップル、好決算の陰でiPhoneが意外な失速

出荷台数が事前予測に届かず

iPhoneの「伸び悩み」はサプライズだった(写真:REUTERS/Jonathan Alcorn)

アップルは米国時間10月27日、9月26日締めとなる2015年第4四半期(7~9月)決算を発表した。おおよそ市場の予想通りの結果となったが、最も外してはいけないiPhoneの販売台数は予想を下回った。

アップルによると、同期の売り上げは515億ドルで予想の509.6億ドルを上回った。純利益は111億ドル。1株あたりの利益は市場予想の1.87ドルに対して、結果は1.96ドルだった。粗利益率も39.9%で予想を上回った。ティム・クックCEOによると、iPhone、Apple Watch、App Storeの強力な需要と成長が、その要因だ。

また2015年9月期の通年決算では2340億ドルの売り上げだった。これは2014年と比べて28%もの成長だ。いうまでもなく、過去最高の形で2015会計年度を終えることになった。

決算の内容と今後の課題について、詳しく見ていこう。

引き続き、収益源はiPhoneだが

アップルはこれまでiPhoneの成長がアップル全体を支えるという構造を堅持しており、その構造に大きな変化はない。2015年第4四半期のiPhoneの販売台数は約4805万台で、前年同期と比べて22%増加している。

台数以上に売り上げが伸びており、同期間のiPhone売り上げは36%増加の322.1億ドルだった。より大画面のiPhone 6s Plusへの需要や、ユーザーがより大きな保存容量を求めるようになった点で、販売単価が押し上げられた結果が表れているものとみられる。

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