アップルが「年商2000億ドル」を目指す新事業

ティム・クックCEOが未来戦略を大胆に語った

Box CEOのアーロン・レヴィ氏が聞き手となって行われたティム・クック氏とのセッション。アップルは、エンタープライズ市場に取り組み始めたばかり、との立場を強調し、Boxなどとのパートナーシップを強調した

米国カリフォルニア州サンフランシスコで9月28日から開催されている、エンタープライズ向けクラウドサービスBoxの年次カンファレンス、「BoxWorks 15」に、アップルのCEO、ティム・クック氏が登壇した。Box CEOのアーロン・レヴィ氏との対談で、アップルのエンタープライズ市場への戦略強化について語った。

エンタープライズ分野の新参者

印象的だったのは、クック氏の姿勢として、「アップルはエンタープライズ市場にとっての新参者」であるという立場を強調し、幅広いパートナーとともにエンタープライズ市場のモバイル化による働き方の変革を浸透させていこう、という立場であったことだ。

Boxはカンファレンスの2日目に当たる29日のセッションでアップルとのパートナーシップをアピールしたが、翌日30日にはIBMとのパートナーシップ強化をアピールする。ご存じの通り、アップルとIBMは既にエンタープライズ分野での協業を行っている間柄だ。

また、昨年アップルのエンタープライズ分野の売り上げは250億ドルだったが、これを年間2000億ドルまで引き上げていきたいという考えであることもわかった。

それでは、対談での発言を振り返っていこう。

次ページアップルがエンタープライズを強化する理由とは?
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 今見るべきネット配信番組
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
人気の動画
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
商社大転換 最新序列と激変するビジネス
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
銀行員の出世コースに見られ始めた大きな変化
銀行員の出世コースに見られ始めた大きな変化
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日本企業は米中の板挟み<br>全解明 経済安保

先端技術をめぐる米中の争いは日本に大きな影響をもたらします。海外からの投資は経済を活性化させる一方、自国の重要技術やデータが流出し安保上のリスクになる可能性も。分断の時代に日本企業が取るべき進路を探ります。

東洋経済education×ICT