「1泊2668円でシャワートイレ付きの清潔な部屋」にまるで『魔女の宅急便』のような絶景→東ヨーロッパ貧乏旅《わずか8万円》で大満足の衝撃

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体調不良の状態でビールを2本飲んだのがいけなかったのだろうか。アルメニアではガッツリ風邪を引いてしまい、到着日は1泊4000円のホテルでそのほとんどの時間を過ごした。翌日はやや体調が回復したので、無理のない範囲で市内観光を楽しんだが……。

アルメニアからジョージアへの帰り道、夜行列車ではなく飛行機(1万2000円)での移動を選択したのが裏目に出た。この飛行機では事前にWEBチェックインをしなければならず、空港カウンターで手続きした場合、追加料金が発生する。私はこれを知らず、空港カウンターで6000円を徴収された。弱り目に祟り目とは、まさにこのことを言うのだろう。前編の移動編でも中国南方航空の無料トランジットホテルを知らず3700円支払ってしまったように、知っているか知らないかで旅はお得度がグンと変わる。情報収集の大切さを痛感した。

アルメニア Cascade Complex
アルメニアの観光名所「Cascade Complex」(筆者撮影)

トラブルも旅の醍醐味? 命の危険を感じた「あの動物」との触れ合い

急遽企画した2泊3日(内、1泊が夜行列車)のアルメニア旅行。移動費や食事代など、旅費の総額は3万7000円ほど。体調不良は残念だったが、ジョージアとはまた違った雰囲気が楽しめたこともあり、個人的には大満足の小旅行となった。

最後に余談だが、ジョージアから夜行列車でアルメニアに移動した際、出国手続きのため、一度列車を降りる必要があった。このとき、私は野犬に顔(唇のあたり)をペロペロと舐められた。

ジョージアは狂犬病リスク国で、2022年と2024年には死者が報告されている。ちなみに狂犬病の発症後の死亡率はほぼ100%だ。

この事実をアルメニアを旅立つときに知った私は、狂犬病ワクチンを打つため、大慌てでジョージアの病院を目指したのだった⋯⋯。

アルメニア
夜行列車と野犬(筆者撮影)
【画像を見る】ジョージアやアルメニアの街並みに、節約旅のコツなど、本記事では伝えきれなかった「格安海外旅行の実態」について知りたい方は、ぜひコチラもご覧ください。
【前編はこちら】東ヨーロッパ《5万円台》航空券、謎の中華系航空で「乗り継ぎ2回」「片道37時間」とタイパ最悪だが、旅人歓喜の無料サービスの数々で大満足な訳
佐藤 大輝 肉体派ライター・ウーバー配達員ライター

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さとう・だいき / Daiki Sato

生活を回すために自転車のペダルを回して、気が付けば配達件数7800回以上。奨学金約500万円の返済や、人生2回の不当解雇。健康保険証のない状態での大怪我や、資産運用での大失敗など、ジェットコースターのような人生を歩んできた異色のライター。行動力と取材力、打たれ強さに定評がある。1990年生。横浜→東京→埼玉→茨城→神戸。社会に出てから40カ国以上を旅したがTOEICは300点。不当解雇とウーバーの本を出すのが夢。

X:@do69951367

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