宿泊先のゲストハウスは「ブッキングドットコム」で予約した。6泊の宿泊料は1万6009円(1泊平均2668円)。2階建ての一軒家で、案内された部屋は2階のシングルルーム。部屋にはトイレとシャワーが付いており、連泊者は洗濯乾燥機が無料で利用できる。立地はジョージアの首都トビリシの中心駅から徒歩10分。口コミは9.4/10の高評価で、日本人利用者からの評価も高い。
海外ホテルを検索する際に参考になる口コミは、質の高いサービスに慣れ切っている日本人は総じて、やや辛口のコメントを書き込んでいる、ような傾向を筆者は感じている。けれどこれは裏を返すと、日本人の高評価レビューで溢れているホテルは「アタリ」の可能性が高いということ……。
実際、今回の宿泊先は大当たりだった。ゲストハウスの女性オーナーは、日本人顔負けのホスピタリティ。洗濯物を丁寧に畳んで部屋に置いてくれたり、気さくに話しかけてくれたり、やはり口コミは裏切らないと感じた。

魔女宅っぽい絶景にテンション爆上がり
市内の移動は、地下鉄やバスなどで利用できる「1日乗り放題チケット」を購入しておくと便利だ。料金は約250円。空港や駅前の自販機で販売している。私はこれを使って市内観光に繰り出した。そこには「旧ソ連ってこういう感じなのね」と納得されられる光景が広がっていた。具体的には、地下鉄のホームに共産主義っぽい雰囲気が漂っていた。街並みもどことなく質素で、舗装されていない道路も多い。
フランスやイギリスなどの国々とは全然空気感が違っていた。もしも「同じヨーロッパだから似た雰囲気だろう」と勘違いしてジョージアに渡航した場合、ちょっとビックリするかもしれない。


その一方で、街自体は非常にコンパクト。1日あれば市内観光が可能だ。大聖堂や温泉街など、主要な観光名所を1日で制覇した私は、翌日に郊外の街「ムツヘタ」に出かけることにした。100円ほどの料金を支払い、マルシュートカと呼ばれる乗り合いミニバスの乗って、市内から約30分で目的地に到着。バスを降りると、「おおー、なんか中世の街並みっぽいぞ!」とテンションが上がる光景が広がっていた。
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