Netflixが"若手クリエイター"の「囲い込み」を急ぐ背景。「釜山国際映画祭」「大阪・関西万博」などで"教育プログラム"を続々実施
一方、ディズニープラスは、豪華スターをキャスティングするオリジナル韓国ドラマを量産するほか、BTSのライブやドキュメンタリー、Snow Manのオリジナルバラエティなどで独自色を打ち出し、DMM TVはテレビアニメのカタログをどこよりも多く取り揃える。スポーツ以外のコンテンツでもそれぞれが特徴を出して新規顧客層へのアプローチを図っている。
そうしたなか、コンテンツ編成とは異なる軸で、特徴的な動きを見せているのがNetflixだ。
2021年に設立した「Netflixクリエイティブ向け創造支援基金」が象徴的だが、冒頭の「クリエイティブ・アジア」のシリーズ開催など、映像業界に携わる若手クリエイターや、学生を対象にした教育プログラムを実施してきている。

アジアの若手クリエイターが集結
9月20日に『第30回釜山国際映画祭』で開催された「クリエイティブ・アジア」は、同映画祭との共催となる大規模イベントとなり、アジアから約250人の若手クリエイターや業界人が参加した。
マスタークラス講演の講師に立ったのは、世界的巨匠のギレルモ・デル・トロ監督や、世界的なムーブメントを巻き起こしているアニメ映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』のマギー・カン監督など。

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