「あそこのガスト、資さんに変わったの?」加速する「すかいらーくHD」ブランド転換戦略、狙いはどこにある?

すかいらーくホールディングス(以下「すかいらーくHD」が8月に発表した直近の中間決算は、「売上高が前年比15%増(2209億円)」「利益25%増(78億円)」と、好調をキープしている。
グループの成長を支えているのが、前年10月に傘下入りしたばかりの「資さんうどん」だ。昨年12月に出店した関東1号店(千葉・八千代店)に続く新店も勢いがあり、100店に到達していないのに営業利益を6億円も押し上げている。そして、すかいらーくHDは新規出店だけでなく、既存ブランドの物件を積極的に「資さん」に置き換えていくようだ。
なぜ、すかいらーくHDは既存ブランド(ガストなど)から「資さん」への転換を推し進めているのか? 外食企業としての戦略を探るべく、先陣を切って転換した「資さんうどん三郷店」(旧・藍屋三郷店)の様子を偵察。と同時に、ご担当者様にお話を伺った。
遠くから見て「これ、もともと藍屋だろ!」際立つ「資さん」店舗開発力の高さ

埼玉県三郷市にあった「藍屋三郷店」が閉店したのが5月8日、資さんうどんのオープンは6月26日。すかいらーくHDの他のブランドからの転換は、他店でもおおむね1カ月半~2カ月で完了するようだ。
なぜここまで、手早く店舗を転換できるのか? JR三郷駅から歩いていくにつれて、理由がうっすらわかった。
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