Jリーガー時代の"挫折"が導いた"雲の上"の部屋《自宅家賃7万円から65万円への軌跡》。高層マンションで作り続ける「体整える食事」

✎ 1〜 ✎ 17 ✎ 18 ✎ 19 ✎ 20
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
小泉勇人さんの自宅
元Jリーガーで現在は料理家の小泉勇人さんの家を訪ねた(撮影:ヒダキトモコ)
連載「だから、ひとり暮らし」に今回登場するのは、元Jリーガーで、現在は料理研究家として活躍する小泉勇人さん(30歳)。
鹿島アントラーズのジュニアに所属して以降、難関をいくつも突破しプロの舞台へ。ところが、プロサッカー選手としては9年間で公式戦の出場はわずか13試合と、思うような結果を残せず、引退した。
しかし現役時代に自宅から始めたInstagramが転機となり、今や料理や健康の分野で40万人のフォロワーを抱える料理家・起業家となった。そんな彼が「人生を変えた場所」と語る自室への思いと、そこでの過ごし方について聞いた。
*本連載が書籍になりました。書籍には、著者がインスピレーションを受けた写真集『TOKYO STYLE』の作者であり、世界的写真家の都築響一氏との対談と自宅取材を収録。書籍版『だから、ひとり暮らし』は2025年10月15日発売です。

プロサッカー選手から起業家へ。住まいの変遷

都市型タワーマンションの上層階。吹き抜けのロビーのエスカレーターを上り、いくつものセキュリティを通ってマンションの内部に。内廊下はふかふかの絨毯が敷き詰められ、まるでホテルのようだ。

だから、ひとり暮らし
連載『だから、ひとり暮らし』が本になりました!(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

ドアを開けると、たっぷりと陽光が差し込み、白く光る空間があった。部屋一面の窓。そこには東京都心を上から眺めた景色が、パノラマのように広がっている。

家賃を聞くと2LDKで家賃65万円だという。正に“雲の上”の部屋だ。

「暮らしにはお金をかけたいんです。サッカー選手時代から、自宅はプレッシャーを逃れてリフレッシュできる場所だと思っていて。なかでも日当たりはリラックスできる部屋の条件として譲れないですね。

間取りもシンプルで、全体に自然光が行き渡るほうが気持ちいい。料理の撮影をするにも、自然光が一番きれいなんですよ」(小泉勇人さん 以下の発言すべて)

【この記事の写真を見る】小泉勇人さんの暮らしとこれまでを表す写真の数々(11枚)
次ページプロになって直面した苦悩の日々
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事