過去最大の出展社数となった2025年の東京ゲームショウで目立った「ポルノ的なもの」の多さ。巨大モニターに巨乳の美少女キャラクターや水着姿が並ぶ
ましてや基本プレイ無料のゲームは競合他社との時間・利益の奪い合いになりやすいわけで、より魅力的なものを目指さざるをえない圧が自然とかかる。そして、大多数の人はセクシーなものに興味があるわけだ。
ゲームのセクシーは否定されづらい
水着の女性を風呂に入れるのは容易に批判されるが、ゲームのセクシーなキャラクターは否定されづらい。なぜならそれはゲーム内容に直結しているうえ、いまの時代には欠かせないものになりつつあるからだ。
ここまで読むと、筆者がセクシーな表現を否定的に捉えていると感じるかもしれないが、そうではない。過激さを追い求めることがなければ問題ないと考えている。
前述のように、セクシーな表現を見せようとしないゲームの出展は数多くある。そもそもの話、セクシーなキャラクターが人目を引くのは当たり前のことで、それらは嫌でも目立ちやすいのだ。

また、中国のゲーム会社の作品でもそういった要素があまり感じられない出展もあった。たとえば『無限大ANANTA』というゲームはオープンワールドの最新鋭といった作品になっており、その内容で勝負していた。
もちろんこのゲームにもアニメ調の美少女キャラクターがいるにはいるのだが、アピールはかなり控えめ。セクシーさを見せずとも注目を集められるからこそ、そういう結果になったのだろう。
お行儀がよすぎると人の興味を引くことは難しいし、かといって過激さが過ぎては困る。まるでインターネットやSNSの問題が現実に反映されているかのように思える東京ゲームショウ2025であった。
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