過去最大の出展社数となった2025年の東京ゲームショウで目立った「ポルノ的なもの」の多さ。巨大モニターに巨乳の美少女キャラクターや水着姿が並ぶ
そのうえ、この手の展示会で女性のコンパニオンがいるのは東京ゲームショウに限った話ではないだろう。モーターショーなどでもよく見られるものだ。
そして、東京ゲームショウにおいては過去にセクシーな表現に対する批判があった。たとえば、2015年・2016年にはソニーモバイルコミュニケーションズがXperiaの出展において、水着の女性を風呂に入れるといった演出を行っていた。当然、低俗などと否定的な意見が寄せられた。
かくいう筆者も、10年ほど前に似たような出展を見たことがある。とあるゲームのプロモーションで、水着の女性に水鉄砲を撃つといったイベントがあったのだ。これには憤慨した。
なぜなら、それはゲームに関するプロモーションなのに、誰も作品を見ず女性ばかりに注目していたからである。コンパニオンが悪なのではなく、節度を持ってゲームを主にしてほしい。とはいえ正直なところ、こんな議論は飽きられたものですらあるだろう。
ところが、東京ゲームショウ2025ではポルノ的なもの、あるいはセクシーな表現の強さが筆者の印象に残ったのである。なぜか?
巨大モニターにセクシーなキャラクターが映される理由

具体例を見てみよう。『MIRESI:視えない未来』というゲームのブースでは、巨大な縦型モニターに巨乳の美少女キャラクターが映っており、時折セクシーなボイスを発するといった展示が行われていた。
別のゲームのブースでは、「そのゲームのキャラに扮したコスプレイヤーが口をつけた水筒をもらえる」といったイベントを開催していた。衝撃的といえよう。
大々的に展示しているものは男性向けが多かったが、女性向けのセクシーなコンテンツもある。『恋と深空』というゲームのブースは、表面的にはカッコいいイケメンがいるだけでふつうといえる。

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