楽天モバイル1000万回線は単なる節目ではない──三木谷浩史が描く「送客装置」としての通信事業と、楽天市場10兆円への設計図
楽天モバイルの契約回線数が2025年12月25日、1000万を突破した。20年4月の本格サービス開始から約5年8カ月での達成だ。
楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は26年1月30日、都内で開催した「楽天新春カンファレンス2026」で講演し、この1000万回線の戦略的意義を語った。三木谷氏が強調したのは、通信事業単体の成長ではなく、楽天グループ全体への波及効果だった。
楽天モバイル契約者は楽天市場での年間購入額が非契約者より48.8%高い。モバイル契約者を増やせば、楽天市場の流通総額も伸びる構図だ。
現在の流通総額は6兆円を超えた。三木谷氏は「10兆円」を次の目標に掲げており、モバイル事業の拡大がその達成の鍵を握る。
特に力を入れているのが若年層の獲得だ。20代以下における楽天モバイルの新規契約者比率は2023年の23%から2025年には29%に上昇した。若い世代を早期に取り込めば、長期にわたって楽天経済圏の顧客となる。
特に力を入れているのが若年層の獲得だ。20代以下における楽天モバイルの新規契約者比率は2023年の23%から2025年には29%に上昇した。若い世代を早期に取り込めば、長期にわたって楽天経済圏の顧客となる。
毎月5000万回のトラフィックを生む「Link」
楽天モバイルの戦略的価値は、契約回線数だけでは測れない。三木谷氏が強調したのは、無料通話アプリ「Rakuten Link」の存在だ。
Linkから楽天の各サービスへ流入するトラフィックは毎月5000万回に達するという。楽天市場の出店者にとっては、新規顧客獲得の重要なチャネルになりつつある。


















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