「生きていてもきっと一緒に行かなかった」」亡き夫が嫌がった"山歩き"をくらたまが始めたワケ――彼女の行動を後押しした"山岳漫画"の魅力

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山歩きで食べる「山ご飯」は最高(写真:comugi/PIXTA)
世間を沸かしたバツ3の叶井俊太郎氏との結婚から14年と半年。漫画家・くらたまに降りかかったのは、夫の死と、残りの人生をどう独りで生きるかという「新たな人生設計」だった――。
夫亡き後の日々の暮らしや感じたこと、そして新たな挑戦の日々を漫画とエッセイでお届けする(漫画はエッセイの最後に)。【連載第5回】

山に登りたいと、ここのところ折りに触れて考えています。

若い頃、20~30代の頃は「山登りなんて疲れるだけ、絶対やりたくない」と思っていました。山に登る人たちを見て、「どうしてわざわざ苦しいことをするんだろう」と不思議に感じていたくらいです。

山岳漫画にはまり始め

でも、いつの頃からか……四十路を過ぎ、子どもがある程度手を離れてから、山への憧憬を覚えるようになりました。昔から山岳小説は好きでしたが、近年、山岳漫画が流行し、面白い作品が多くて、一気に山が身近になったことも理由の1つかもしれません。

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