「生きていてもきっと一緒に行かなかった」」亡き夫が嫌がった"山歩き"をくらたまが始めたワケ――彼女の行動を後押しした"山岳漫画"の魅力

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大好きな山岳漫画(写真:筆者提供)

高く険しく急峻な山を登攀する小説やノンフィクションは、読むのはよくても「自分ではちょっと無理だな」と、実際に挑戦する気にはなかなかなれませんでしたが、初心者の学生やOLが主人公の、ピッケルやアイゼンなど本格的な山道具までは使わない山漫画は、「私でも行けるかも」という気にさせてくれました。

体力に特段自信があるわけでもない50代の自分が、大きな負担なく登れる山。当面、そういう山を目指すつもりです。

漫画には絵があるので、状況をイメージしやすいのも助かります。そして、山で食べる「山ご飯」のおいしそうなこと!

「料理の絵をおいしそうに描ける」って、大きな才能です。そういう作家さんの描く山ご飯、いつか真似したいものがたくさんあります。

山頂でおいしいご飯を食べたい

山登りして、山頂でおいしいご飯を食べたい。ハイキング気分で行けて、できれば日帰り可能な山。関東近辺の、初心者が登りやすい山をいろいろアタックしてみたい。

――そういうわけで、数年前からコツコツと山道具を買い揃えています。

最初は「三種の神器」といわれる「登山靴」「レインウエア」「ザック」。レインウエアはゴアテックスの、結構高価なものを買いました。まだ一度も使っていませんが。

そのあとヘッドライトやグローブ、山用のシャツやパンツやジャケット、帽子も徐々に増やしていきました。

新しい帽子と。行く気満々(写真:筆者提供)
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