実は「新宿区の6分の1」が落合
西武線の中井駅の南口から出て、中井駅前通りを北に少し歩き、線路を越えた先の三叉路を右に折れた場所にある「司環境計画株式会社(新宿区中落合1-17-5)」は、地元密着の不動産屋だ。代表の逸見和重さんに聞いた。

「中井という地区は、新宿区の行政区分でいうと落合第一地域と落合第二地域に含まれているんです。だから、私たち地元の人間は“落合の中の中井”というイメージでこの界隈の行政区を理解しています。
中井を含めた落合地域は新宿区の6分の1という広さを誇っています。落合という地名は、妙正寺川と神田川が“落ち合う”場所なので、こう名付けられたと言われています」(逸見さん)
そうした場所であれば、大雨時の水の被害が心配だ。そのことについて訊くと、
「妙正寺川と神田川があるので、新宿区のハザードマップには危険度の記載があります。私が子どもの頃は確かに妙正寺川が溢れることがあったのですが、その後に神田川の地下水路などの治水工事が進められ、近年は水の事故はありません。安心してもらって大丈夫ですよ」(逸見さん)

気になる家賃相場は新宿区としてはかなりリーズナブルだ。
「ワンルームだと6万円台から、2DK以上のファミリータイプだと10万円くらいからのご相談ですね。部屋を探しに来る人はみなさん“新宿とは思えないくらい静か”だっておっしゃいます。
落合、中井地区は広い範囲が第1種低層住居専用地域なんですよ。だからあまり高い建物は建てられません。そのぶん街全体が落ち着いた雰囲気なんですね」(逸見さん)

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