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「新鮮な生肉しか食べない」「冷凍のマウスをさばいて与える」「診察1回で3万円」家で飼うには苦労も多い≪フクロウ≫、それでも飼う理由

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滋賀県で建設業を営むげんさんは言う。彼もベンガルワシミミズクのガルーを飼い始めて以来フクロウ沼にはまり、抜け出せなくなっている。

今回は、ちょっと不思議で愛らしいベンガルワシミミズクのガルーと、その魅力にはまった飼い主・げんさんの物語。

滋賀県に住む飼い主のげんさんとベンガルワシミミズクのガルー(写真提供:げんさん)

幼いころから動物好きの家庭で育ったげんさんは、これまで犬や猫、アヒルやイグアナまで飼育してきた。結婚して実家を離れても、当然動物と暮らしたいと考えていた。

「夫婦で『ペットを飼いたいね』と話していたのですが、妻に犬・猫アレルギーがあることがわかってしまって」

その後、長女・長男に恵まれ、ペットを飼うことはすっかり諦めていた。しかし、有名YouTuberの動画をきっかけにフクロウカフェに興味を持ち、家族で行ってみることに。

子どもたちは初めて触れ合うフクロウに大喜び、妻もどうやらアレルギーはなさそうだ。カフェを2件ハシゴした後、げんさんは思い切ってフクロウ飼育を家族に提案。動物と暮らしたことのない妻は当初尻込みしていたが、子どもたちのうれしそうな顔に、しぶしぶ同意した。

その後、岐阜のフクロウブリーダーに連絡をとって迎えたベンガルワシミミズクの雛が、ガルーだった。

家に来たばかりのガルー。当時は段ボールの中で飼育し、寝るときは寝室にも連れて行った(写真提供:げんさん)

「ガルーは、兄弟のなかで一番元気に鳴いていて、食欲も旺盛だったんです。ふわふわの産毛に包まれて、テニスボールぐらいの大きさでした」

少し大きくなって、段ボールから出られるようになったガルー(写真提供:げんさん)

「森の哲学者」フクロウとは?

フクロウは、夜行性の猛禽類だ。タカやワシと同じ種に属しながらも、物静かで思慮深く見えることから「森の哲学者」とも呼ばれている。

一口に『フクロウ』といっても、約250種に分類され、北極のツンドラから砂漠地帯まで広範囲に生息している。わずか100グラムの小型種から、翼を広げると成人男性の身長ほどにもなる大型種までさまざまだ。

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