土が主原料の「3Dプリンターの家」販売スタート! 約70~80平米・価格2000万円~、来年から受注。間取りや強度など詳細レポート 熊本
加えて、スマートフォンで電気やエアコンの管理、鍵の施錠・解錠ができるなど、住む人のライフスタイルに応じていろんな箇所に機能を追加・更新できるため、住宅をアップデートし続けられる可能性も秘めている。

そして、サーキュラーエコノミーの実現を達成している点にも注目だ。
同社は2025年6月に、電気自動車大手のテスラの家庭用蓄電池『パワーウォール』の認定販売会社に登録。「model B」にも太陽光発電と『パワーウォール』を搭載しており、独立した電力供給システムを構築している。
「万が一停電した際も、日照さえあれば家庭内の電気は賄えますし、日照がなくても数日は電力が持つ計算です。つまり、電気の供給がないところでも生活できるということです」(瀬口社長)
電気の自給自足で環境に優しいくらしの実現ーー、これも「サステナビリティ&テクノロジー」というコンセプトを象徴しているポイントの1つともいえる。




世界初のAIフルオートビルドを目指して
「未来の家をつくる」とのスローガンに違わず、さらなる展開へと動いている瀬口社長。
カナダの生成AI開発企業『Market technologies』社との共同開発により、世界初のAIフルオートビルドを目指して始動をしている。家族構成や土地の形状、方角、ライフスタイルの希望など顧客の要望を入力することでAIが自動で設計し、3Dプリンターによる施工まで一気通貫の自動化を構想している。