思わず足を止めて眺めてしまうような、街中にある少し変わった形をした物件ーー。
いったいなぜ、そのような形になったのか。そこには、どんなドラマがあり、どのような生活が営まれているのか。
連載「『フシギな物件』のぞいて見てもいいですか?」では、有識者や不動産関係者に話を聞き、“不思議な物件 ”をめぐるさまざまな事情に迫る。
街中に突如現れるカラフルな建物
東京都の多摩地域東部に位置する三鷹市。都心に出やすい立地である一方で、仙川や神田川などの川が流れ、井の頭公園や国立天文台・三鷹キャンパスといった自然豊かな場所も多い。2001年には「三鷹の森ジブリ美術館」が開館し、海外からも人が集まる街である。
そんな東京・三鷹市に、フシギな物件がある。
中央線の武蔵境駅からバスで8分ほど。大通りに面した敷地に、丸や四角の色鮮やかなブロックが積み上がった印象的な集合住宅があった。
見た目もフシギだが、扉を開けた部屋の内部は驚きと混乱で満ち溢れていた。
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