Netflix最多視聴記録が動いた!「イカゲーム」超えの"新王者"はまたも韓国頼みに。歴代1位『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』を解説
いわゆる“王子様”ポジションも然り。悪魔たちが送り込んだK-POPボーイズグループ「Saja Boys(サジャボーイズ)」のセンターがヒロインのお相手であり、悪役でもあるのです。

偽りのない生き方をテーマに、世界を救うために悪魔と闘うというストーリーをハリウッド式の3幕構成でわかりやすく見せています。さらにK-POP文脈で新鮮味を出し、ユーモアを交えたキャラクターの魅力の引き出し方も申し分ありません。
主人公のルミをはじめ、ガールズグループメンバーのゾーイ、ミラの受け入れられやすい個性はもとより、ボーイズグループのジヌが持つキャラクターストーリーが何より憎い。
朝鮮王朝時代の400年前まで遡って悪魔に魂を売った背景は韓国ドラマみがあり、単なる悪役に終わらせず揺れ動く心情の描き方も巧みです。ルミと付き合うのか付き合わないのか、じれったくなるような不器用な恋愛模様まで盛り込まれているのです。
そのほか、マスコットキャラの虎ダフィもユーモアのアクセント付けに光る存在です。見た目こそ『不思議の国のアリス』のチェシャ猫や『となりのトトロ』のネコバスにどことなく似ていますが、オリジナリティのある可愛らしさを表現しています。
ソニーグループとNetflixの“超強力タッグ”
すかさずマーチャンダイジングの展開も進んでいます。作品のグッズ化にも力を入れる流れの中で、公式NetflixショップではHUNTR/Xとサジャボーイズそれぞれの帽子やTシャツなどのアパレル商品をそろえています。
そればかりか、劇中でルミたちがカップ麺を頬張るシーンとまったく同じ「辛ラーメン」特別版が韓国限定で発売され、関連食品商品が北米、欧州、オセアニア、東南アジア、メキシコなど世界各国で展開する動きにまで広がっています。
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