「60代で父になったタレントもいる」「金は十分ある」…"若い女性との結婚と子ども"を望む60代婚活男性に見えていない年齢という抗えない障壁

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年齢とともに体力が衰えていくのは自然なことで、どれほど鍛えていても老いの流れを止めることはできない。幼稚園や保育園の時期には、遠足への同行や行事への参加が必要になる。中学校に上がるころまでは、運動会で保護者が競技に加わる場面もある。

若い父親たちに交じって50代、60代から子育てを始めるには、やはり相応の覚悟が求められる。

そのほかにも、昼間つきっきりの育児でヘトヘトの妻に代わって、夜泣きする子どもをあやすために何度も起きられるのか。睡眠不足のまま翌朝の仕事に響いても、イライラせずに向き合える体力と心身の余裕があるのか。

また、もしも自分自身が介護を必要となった時期が、子どもの思春期や進学と重なったらどうなるのか? そのとき妻は、“子育てと介護”を同時に背負うことになる。

現実を見つめ直すことが大事

夢を持つことは素晴らしいことだ。

しかし、“自分ならできるはず”と安易に考えるのではなく、“自分はどう生きたいのか”“どんな家庭を築きたいのか”を現実的に見つめ直すことが、より充実した人生につながる。

そして、50代、60代になったら現実を踏まえ、子どもを授かる結婚にこだわるのではなく、これからの人生をともに歩むパートナーを見つける方向へ考えをシフトするのも1つの生き方ではないだろうか。

 また20代、30代の婚活者たちに伝えたい。

“結婚して子どもを授かりたい”と願うのであれば、男女ともにできるだけ早く行動に移し、結婚への一歩を踏み出すことが大切なのだ。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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