年齢とともに体力が衰えていくのは自然なことで、どれほど鍛えていても老いの流れを止めることはできない。幼稚園や保育園の時期には、遠足への同行や行事への参加が必要になる。中学校に上がるころまでは、運動会で保護者が競技に加わる場面もある。
若い父親たちに交じって50代、60代から子育てを始めるには、やはり相応の覚悟が求められる。
そのほかにも、昼間つきっきりの育児でヘトヘトの妻に代わって、夜泣きする子どもをあやすために何度も起きられるのか。睡眠不足のまま翌朝の仕事に響いても、イライラせずに向き合える体力と心身の余裕があるのか。
また、もしも自分自身が介護を必要となった時期が、子どもの思春期や進学と重なったらどうなるのか? そのとき妻は、“子育てと介護”を同時に背負うことになる。
現実を見つめ直すことが大事
夢を持つことは素晴らしいことだ。
しかし、“自分ならできるはず”と安易に考えるのではなく、“自分はどう生きたいのか”“どんな家庭を築きたいのか”を現実的に見つめ直すことが、より充実した人生につながる。
そして、50代、60代になったら現実を踏まえ、子どもを授かる結婚にこだわるのではなく、これからの人生をともに歩むパートナーを見つける方向へ考えをシフトするのも1つの生き方ではないだろうか。
また20代、30代の婚活者たちに伝えたい。
“結婚して子どもを授かりたい”と願うのであれば、男女ともにできるだけ早く行動に移し、結婚への一歩を踏み出すことが大切なのだ。
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